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平等ってどういうこと?

この頃思うこと。
人は誰でも平等に幸せでありたいと思う権利があります。
平等に暮らしやすい生活を望む権利があります。
でも人が生きていくうえで平等に同じ条件が与えられているわけではありません。
暮らしやすい環境に生きている人もいればそうでない人もいる。雪の多い所少ない所。
台風の来るところ来ないところ。
体の丈夫な人もいれば弱い人もいる。
でも誰でも幸せを望み明るい生活を望みそのギャップを埋めるために近代国家言うものがあるのだと思う。全ての人に平等にお金をくばるのではない。足りない人には多くを与え足りている人には少しを与える。それでみんな平等に夢見ることができるようにするのが本当の平等だと思う。

強いもの恵まれている人間が弱い人に向かって弱いのが現実なんだから夢見てはいけないなどというセリフを言ってはなりません。貧しい人に向かって分相応に生きろなどと言ってはなりません。

なんだかこの頃の政治ちょっとおかしいような気がします。

平等とは表面的な問題じゃない。平等に夢見る権利を保障するのが国家の役割だと思う。
民間であれば利益ということが最優先されるでしょう。でもたとえそこに非常な不利益があったとしても弱い人がだれでも夢見ることが出来るようにするために効率が悪くてもそこに努力することが国家なのではないでしょうか。都会は数分置きに電車が来る。こちらは一電車遅れれば一時間電車がない。雪で電車が来なければ学校に行きたくても行けない。
でも都会の子と同じに学校へ行きたいとう希望は平等にもっているわけなんです。乗車率が悪いと言って廃止される路線がある。確かに効率の悪い話かもしれない。でも夢みる平等を取り去ることは決してしてはならない。社会が熟成するということがもし効率だけを優先する社会になるということならわたしはおかしいと思うのです。なんかへん。。。なんかヘンと思うこのごろです。
by mokomokoruka | 2006-02-09 23:58
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