2005年 02月 12日 ( 1 )

心に銘じて

子育てをしていると時々に詰まってしまうことがある。

2人の子供たちはまるでタイプが違う。
 上の子は本当に「わが道を行く」というタイプ。赤ちゃんの時からある意味で非常に大人な子だった。(生活面では人一倍手が掛かるのだが)しっかりと自分の世界を持っている子だから親と言えども踏み込めないところがある。だからある意味で彼女とは距離を持って付き合っていけるのだ。わたしのこともおかしな言い方だけれどもうまく外してくれる。

 ところが下の子は人一倍赤ちゃんなのだ。人の手が恋しくて恋しくてたまらないタイプなのだ。精神的にも肉体的にもべったりしていたい。いわゆるまだ自立ができないのだろう。年齢的にいうと思春期前期にあたるのだが。わたしと彼女はとてもよく似ている。ちょうど今の彼女の年齢の頃まだかわいい、かわいいと可愛がられたくてしかたがなかった。そしてそれに続く厳しくしつけられることへの反発。わたしは自分の心の変化に戸惑っていた。今までのように「いい子」になれないことに。もう何十年も前のことだけれどあの頃の感覚は覚えている。こんな自分ではいけない。でもいい子になれないというジレンマに苦しんでいた。あの時もしそのままのわたしでいいんだよ。心が成長している印なんだよ。いい子だよ。って認めてくれる人がいたならわたしはどんなに楽であったろう。少なくともわたしはその痛みを知っているのだから再び彼女のその痛みを与えてはならない。

 学校に授業参観に行くと周りの子供たちがあまりに大人でしっかりしていることに焦りを覚えてしまう。人と比べてはいけないと分かっているのについ、比べてしまう。そのことがどれほどいけないことが十分分かっているのに。こんな勉強の仕方ではおいていかれるのではないか、こんなにぼうっとしていてどうするんだ。遊んでばかりでいいのかと思うとついつい言ってしまう。

 やどかりは自分に合った大きさの家を背負っている。自分の大きさが大きくなると家を変える。彼女自身が大きくなって自ら家を変えるまでわたしは待っていなければならない。このことを肝に銘じようと心に誓った。そうでないとこの子はバランスをくずしてしまう。
 
 上の子はあちらから距離をとってくれた。でもこの子はわたしが距離を取らないと自分からは取れない。ある意味でそれほど優しくかわいい子なのだから。
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by mokomokoruka | 2005-02-12 11:46 | 子育て